わたしは13歳 今日、売られる。

わたしは13歳 今日、売られる。

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出版社
合同出版
著者名
長谷川まり子
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784772615464

――祖父母と妹と貧しいくらしをしていた少女スニタは14歳のときに、仕事を紹介してくれるという男にだまされ、売春宿に送られました。

――お母さんにお使いを頼まれておじさんに会いに行こうとした15歳のアンジュは、バスターミナルで記憶を失い、インドの売春宿に売られてしまいました。そしてブローカーの女から「おじさんがお前を売ったんだ!」と聞かされたのです。

――10歳だったカビータは、継母からインドでメイドとして働くよう命じられ、迎えにきた女性に連れて行かれたのが売春宿でした。1年後、保護されたカビータは勉強とスポーツで自信をつけ、その後看護師して新たな人生を歩みはじめています。

 アジア最貧国に挙げられるネパールでは、少女たちが性産業に売られるケースが絶えません。
 家族や親族、あるいは恋人、道行く行商人などによりインドや国内の売春宿に売られ、狭い部屋に閉じ込められています。

 人身売買の被害者の多くは14~18歳の未成年で、大半は16歳以下。10歳未満の幼い女の子が売買されることもあります。コロナ禍を経て、今国内の人身売買も増えています。

 被害女性たちの救出・保護・自立支援をおこなうラリグラス・ジャパンや現地のNGOの活動を通し、その実態、背景、人身売買や性犯罪をなくすための活動や、各国または国際社会のとりくみを知り、私たちにできることを考えます。

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