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天台思想と密教が根本法門である日本天台宗。最澄から円仁、安然へと継承され展開した天台教学が多彩な成果として結実し、さらに中世の天台宗に最澄説が宗祖義として様々に受容され最澄の思索が息づいていることを解明する。
【目次】
はしがき
Ⅰ 思想基盤の樹立と展開
最澄から安然へ―初期日本天台の根本的展開―
平安初期における日本密教の樹立と教学交渉
日本天台の仏身観に関する若干の問題―自受用身を中心に―
Ⅱ 基本思想の解明
六種震動と天台義
台密に見る密教の東漸―円仁撰『金剛頂経疏』の教学的特色を中心に―
台密の十界説
台密の時間論
Ⅲ 現実肯定思想に関する諸問題
天台本覚思想と台密
証真の教学と天台本覚論
自受用身に関する若干の問題―前後自受用を中心に―
『例講問答書合』に関する基礎的問題
自受用身に関する天台論義から見えるもの
日本天台における現実肯定思想と仏身に関わる若干の問題
Ⅳ 安然説の基礎的研究
安然撰『教時問答』の基礎的考察
安然における台密教学の特質―仏身と説法―
初住位尊重に関する安然の円密一致観
Ⅴ 訳註 安然撰『教時問答』巻四「五重玄義第五 判教章」十門解釈
安然撰『教時問答』巻四「五重玄義第五 判教章」十門解釈
はじめに
第一、説 四種曼荼羅身説法
第二、語 三語は皆是れ秘教
第三、教 理秘密と事理倶密
第四、時 一時・一処
第五、蔵 一・二・三・四・五蔵等
第六、分 十二分教
第七、部 三部・五部等
第八、法 胎蔵界の三種・四種、金剛界の四種・五種・六種・九種法
第九、制 輒く真言を説くを誡む
第十、開
あとがき
索 引
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