日本カトリック教会の音楽

日本カトリック教会の音楽

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出版社
日本基督教団出版局
著者名
時津ハインツ , 大津磨由美
価格
6,820円(本体6,200円+税)
発行年月
2024年1月
判型
A5
ISBN
9784818411517

開国以降のカトリック聖歌・聖歌集に関する論考20編と資料を収録。

明治期以来の日本語聖歌集、日本人による聖歌、音楽を用いた宣教、グレゴリオ聖歌研究と受容、ハルモニウム(リードオルガン)……開国から戦中・戦後に至るまでの日本におけるカトリック音楽に関する論考20編を、豊富な図版、資料とともに収録する貴重な一冊。

【目次】
まえがき(金澤正剛)

第1章 聖歌集
1.聖歌集『きりしたんのうたひ』(1878)
2.明治期の「手書き歌詞聖歌集」について──《ド・ロさまの歌》との関連
3.1907年版『日本聖詠』とドイツの聖歌
 〔付録〕『日本聖詠』に含まれる聖歌の出典
4.エミール・ラゲによる「手書き歌詞聖歌ノート」の発見
 〔付録〕ラゲ:聖歌・聖歌集一覧
5.『カトリック聖歌集』(1966)の編纂と日本人の作曲による聖歌
〔付録〕『カトリック聖歌集』に含まれる聖歌の出典
6.日本カトリック教会の聖歌集目録──明治期から昭和初期にかけて

第2章 聖歌
1.聖歌の世界──明治期から昭和初期までの聖歌
2.《無原罪の聖マリアの賛歌》──明治期に歌われたフランスの聖歌
3.1877年2月2日版《ビルゼンノささげのオラシヨ》
4.平仮名版『おらしよ並にをしへ』
5.山本直忠の聖楽劇《受難》
6.ヨゼフ・クライトマイヤーと「民衆的聖歌」──カトリック聖歌《あめつちを造り》をもとに

第3章 典礼
1.「モトゥ・プロプリオ」(1903)と日本の典礼運動──『フォス・キリストォ』誌に見られる聖歌を中心に
2.『フォス・キリストォ』誌に見られる朝鮮カトリック教会のリタニエ── “Shu awaremitamae”(3曲)をもとに
3.第2ヴァティカン公会議とミサ曲──ラテン語による多声ミサ曲を中心に
4.音楽と宣教──幟町カトリック教会の取り組み

第4章 グレゴリオ聖歌
1.「グレゴリアン音樂學會」の設立過程と終戦までの活動状況
2.「アヌイ師と宮城道雄氏の對談」──グレゴリオ聖歌と「自由リズム」

第5章 ハルモニウム
1.ハルモニウムによる聖歌伴奏譜──『日本聖詠』(1907)から『カトリック聖歌伴奏』(1966)まで
2.ハルモニスタ──構造と用い方

第6章 資料紹介
①山本直忠作曲《民謡調弥撒曲》
②「ミサ聖祭解説」
③「手書き歌詞聖歌集」の断片(1枚)
④《アマノコウグウ・ウタヒ・》
⑤三木露風と Ch.タルシス
 a)“Nobara” b)『修道院の花』

初出一覧
人名索引
あとがき

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