宮澤賢治

転換期を読む

宮澤賢治

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出版社
未来社
著者名
倉橋健一
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2023年11月
判型
四六判
ISBN
9784624934521

1992年に刊行された幻の名著『抒情の深層――宮澤賢治と中原中也』(矢立出版)のうち宮澤賢治の部分を独立させ、あらたに関連文献を追加し、著者の長い「あとがきに代えて」とたかとう匡子氏による解説をくわえて復刊する。みずからの存在と書くことの意識をめぐって切迫する賢治の「修羅」とはいかなるものであったのか、妹トシの死をめぐる葛藤やさまざまな童話の分析など、コンパクトながら数多い賢治論のなかでも白眉の一冊。

目次
修羅の自覚
童話以前
水族館の窓
交感の言語
中原中也の関心
二度生まれの子
『春と修羅』出版事情
 今、振り返って――あとがきに代えて
[解説]倉橋健一『宮沢賢治』について たかとう匡子

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