物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争

物語戦としてのロシア・ウクライナ戦争

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出版社
新曜社
著者名
小方孝
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2023年9月
判型
四六判
ISBN
9784788518247

ロシアによるクリミア併合に始まる21世紀型戦争の特質は「物語の戦い」にある。AI「物語生成システム」を研究する著者が、ロシア・ウクライナ戦争を巡る当事国の情報戦と、日本における専門家・タレント評論家による言論の戦いを物語論の視点から分析。





目次



まえがき



序 論

 1 「大きな物語の終焉」後、物語にまみれた戦争が起こった

 2 問題点――ロシアの強さ? そして物語



第一章?ロシア・ウクライナ戦争の物語生成機構

 1 ナラトロジーと物語生成論の構図で見るロシア・ウクライナ戦争

  1・1 ロシア・ウクライナ戦争の年代記、ストーリー、物語言説

  1・2 歌舞伎風物語にするとしたら

 2 「物語の戦い」とその諸概念

  2・1 偽情報物語とその具体例、その理論的背景

  2・2 物語戦



第二章?物語生成のポストナラトロジーの方法─理論的背景

 1 時代の変化と物語理論の変化――ポストクラシカルナラトロジー、ポストナラトロジー

  1・1 (古典的な)ナラトロジー

  1・2 ポストクラシカルナラトロジー

  1・3 ポストナラトロジー

 2 物語生成システムと認知科学・人工知能

  2・1 物語生成システム

  2・2 認知科学・人工知能としての物語生成

 3 物語生成のポストナラトロジー

  3・1 ポストナラトロジーから物語生成のポストナラトロジーへ

  3・2 ロシア・ウクライナ戦争の統合物語生成システムモデルに向けて



第三章?ロシアとウクライナの物語戦─交差と離反の観点から見る

 1 豊島の著書に見る日本のロシア・ウクライナ戦争論の典型構造

 2 プーチンとロシアの物語

  2・1 物書きの伝統とプーチンの「ロシア > ウクライナ」思想  

  2・2 プーチン=ロシアの近年の物語論的動向

 3 ウクライナおよび支援国の物語論的対抗

  3・1 ゼレンスキーの演説と情報発信

  3・2 ウクライナ政府のロシア関係偽情報対策

  3・3 娯楽的物語コンテンツ

  3・4 アメリカ政府からのロシア偽情報物語への対抗

  3・5 日本政府の立場と行動および日本が抱える未完物語

 4 ウクライナからの物

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