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歌人・東直子が、今の言葉で百人一首をすべて詠み直し、より身近に感じられるようになりました!
自身によるカバー・本文イラスト、作品解説付き。
◎花々は色あせるのね長い雨ながめて時は過ぎゆくばかり
(花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町)
◎マイホームは都心の東南いい感じ憂鬱山と人は言うけど
(わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師)
◎死んでもいいと思ってたけど君のために長く生きたい一緒にいたい
(君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな 藤原義孝)
◎一夜君が鳥の鳴きまねしてきても逢坂の関越えさせません
(夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ 清少納言)
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