愛しの生態系

愛しの生態系

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
文一総合出版
著者名
植生学会
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2023年3月
判型
A5
ISBN
9784829971093

生態系の基礎をつくるのは、植物。その植物を軸に自然のしくみを研究するのが「植生学」。そんな植生学の研究者たちが、北海道から奄美まで、全国の特徴ある自然30か所を厳選! ちょっと見にはわからない自然の動きを感じ、景色をもっと味わおう。SDGsや高校生物で学ぶ「植生」「生態系」の資料にも。

****************************
■目次
世界遺産の生態系
 屋久島:雨の島のすごい生態系
 奄美大島:本州や九州と似ているけどちがう照葉樹林
 小笠原諸島:生きものの進化過程が見える乾性低木林
 知床:シカを減らすとどうなるか
 白神山地:深きブナの森に囲まれた小さなお花畑
火山の国の植物たち
 富士山:森林限界は上昇する
 桜島:溶岩がつくる一次遷移のタイムラプス
 三宅島・御蔵島:火山と照葉樹林の島々
海と植物
 山陰海岸・鳥取砂丘:砂浜の植物をどう守る? これまでとこれから
 佐渡島:風雪がつくり出した芸術作品――異形の天然スギ
 東日本大震災の被災海岸:大津波から、着々と回復中
寒さと植物
 石鎚山:西日本最高峰に残された森林と草原
 北アルプス:上高地と乗鞍、違いを比べてみよう
 八ヶ岳:氷期から現在へ――生きた化石たちが語る日本の植生変遷
 後立山:高山のお花畑 植物たちの逃避地
 青葉山:仙台城の御裏林・青葉山
樹木のない自然
 都井岬:続かないはずの放牧が300年以上続いた草地の謎
 裏砂漠:日本に砂漠? 自然の変化を見守る楽しみ
 尾瀬:変わりゆく湿原植物の宝庫
 小清水原生花園: 野焼きで守る元祖原生花園
 道東:道東湿原めぐり
シカの脅威を考える
 大台ヶ原:樹木とササとシカの相互作用が森林を変える
 春日山:文化を育む照葉樹林とシカの葛藤
 綾:残された綾の照葉樹林
人のくらしの中で
 阿蘇:阿蘇に広がる草原の植物のすみ場所をつくるさまざまな攪乱
 淡路島:棚田の畦畔を彩る植物
 淡路島:ため池の淡路島。文化的景観と生態系をどう残す?
 冠島:オオミズナギドリと島の森
 静岡県の茶草場、武蔵野の雑木林:農業により育まれる二次的自然――日本・世界農業遺産認定地から
 長野県の牧ノ入茅場:茅を育て、文化を守り伝える草原
植生学の基礎
 日本の植生分布
 二次的生態系と攪乱
 日本の植生の過去・現在・未来
 外来種の植生への影響
参考文献
執筆者紹介

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top