21世紀の「老い」の思想

21世紀の「老い」の思想

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出版社
知泉書館
著者名
森下直貴
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2022年11月
判型
四六判
ISBN
9784862853738

今日,65歳以上の高齢者は3600万人を超え,日本の人口の3割弱を占めている。平均寿命は男性82歳,女性89歳で,人生100年時代を迎えたと言える。このような現実を踏まえて,30年以上に及ぶ老後をどう過ごせばよいのか。私たちや社会が向きあうべき明確な考え方が問われている。
福祉国家は危機に瀕し,社会保障給付費の赤字は累積し,経済の長期低迷と巨額な財政赤字は次世代に先送りされている。さらに貧富の格差の拡大,老後破産が広がる中,環境と経済の両立,コミュニティの再建,多様性の受容とデジタル化への対応といった新たな問題群が迫る。
超高齢社会では現役世代に頼って脇役に甘んじたり介護保険のお客様とならずに,高齢者自身が主人公となり,互いに支えあう新しいコミュニティを作らねばならない。著者は人生の後半50年を四つに区分し,50歳から60歳は老いに備える準備期,60歳から80歳は多方面にわたり元気に展開する活動期,80歳から90歳は介護を受ける受容期,そして90歳以降は死に備える時節として,老いの思想の具体的な構想を展開し,老成学という新たな学問を提唱する。
先行世代が残してくれた社会的共有財産(レスプブリカ)と高齢者が助け合う有償ボランティアを全国的に展開することにより,目標達成感や安心と充実,そして自己存在感などの幸福感を高めて,豊かな高齢社会の構築に挑む。

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