戦前文部省の治安機能

戦前文部省の治安機能

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出版社
明誠書林
著者名
荻野富士夫
価格
9,790円(本体8,900円+税)
発行年月
2022年10月
判型
A5
ISBN
9784909942227

本書は、戦前公教育を貫通していた「教育勅語」に発する「正統的イデオロギー」が、比較的その呪縛を免れていた高校・大学などにおいて、どのように浸透し席巻していくのかを丁寧かつ詳細に追っていき、とりわけ1930年代後半から「教学錬成」の概念が当時の教育全般を広く深く覆っていくことに着目した大著である。この度小社では長らく入手困難であった初版(校倉書房、2007年)を新装版として復刊し、日本が今後戦前と同じ道を辿らないよう本書が「活用」されることを願うものである。
〈目次〉
Ⅰ 思想統制の始動―社会科学研究の抑圧(1928年以前)
Ⅱ 思想統制体制の確立―学生課から学生部へ(1928-1929年)
Ⅲ 思想統制体制の展開―学生部(1929-1934年)
Ⅳ 思想動員体制への転換―思想局(1934-1937年)
Ⅴ 「教学錬成」体制への移行―教学局〈外局〉(1937-1941年)
Ⅵ 「皇国民」錬成教育の究極化―教学局〈内局〉(1942-1945年)
Ⅶ 文部省治安機能の復活―戦後教育への連続と断絶(1945年以後)

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