ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

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出版社
日経ナショナルジオグラフィック社
著者名
サラ・ディングル , 渡邊真里
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2022年9月
判型
四六判
ISBN
9784863135376

私は、母と「誰かの精子」の間に生まれた――

不妊治療と生殖ビジネスの深い闇を、当事者が暴く。

人間の倫理を問う、出色の科学ノンフィクション。



オーストラリアの著名ジャーナリストである著者は、27歳のとき、自身がドナーによる精子提供で生まれたことを知り、生物学上の父親を探す調査を開始した。

いまやドナーによる懐胎(DC)は世間の認識以上に広く浸透しているが、その実情は世間の想像以上に異様で、多くの問題をはらんでいる。

DC児たちにドナーが誰かを知る権利は保証されていないため、持っているかもしれない遺伝性の疾患や、いるかもしれないきょうだいの存在、あるいはその数を知るすべはない。

本書は「第三者の生殖細胞から誕生した人間」について、また「人間を繁殖させること」について、DCの当事者が10年という歳月をかけて綴ったものである。





母の不妊治療医ヤン・カルバート自身が精子ドナーだと知り、

これまでに世界各地から75人の異母兄弟を見つけたジョーイ・ホフマンによる国連でのスピーチより:

「自分が大量生産された人間というモノのひとつに思えてきます。(中略)

どうかお願いです。これからは子どもたちの基本的な権利や利益を、優先リストの最下位に置くのではなく、最優先にするように努めてください」




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