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急激な社会変動のなか、人びとを統合するために重視されたのは、〝宗教〟と〝歴史〟だった―。
維新政府の宗教政策を中心に、戦死者慰霊・記念碑建立・「勤王の志士」への顕彰・古社寺保存といった諸問題を近代仏教も含めた俯瞰的な視野から分析。日本のあらゆる歴史を掘り起こし、さまざまな場での儀礼によってそれら「民族の歴史」を共有した「日本人」を錬成するためシステムとして「神道」が社会に定着していくさまを描く。
日本近代および「神道」を考えるうえでの必読文献が、待望の文庫化!
※本書の原本は、1994年に筑摩書房より刊行されました。
【目次】
序 章
〔Ⅰ 明治神祇官制と国家祭祀〕
第一章 神祇官制の出発と神祇・皇霊の祭祀
第二章 神祇官制の展開
第三章 成立期近代天皇制の国家祭祀
結 論
〔Ⅱ 日本近代の政治と宗教〕
第四章 神道国教制の形成
第五章 教導職制と政教関係
第六章 明治二十二年代の宗教行政と教団「自治」
〔Ⅲ 国民教化の思想と方法〕
第七章 地方教化体制と仏教
第八章 「敬神」と「愛国」の思想
〔Ⅳ 近代天皇と「神道」〕
第九章 神社と記念碑
第十章 顕彰政策と以心伝心のシステム
第十一章 宗教・歴史・「神道」
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