超伝導

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出版社
内田老鶴圃
著者名
小池洋二
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2022年7月
判型
A5
ISBN
9784753623198

[まえがきより]
これから超伝導の勉強を始めようとする学部4 年生や大学院修士課程の学生のために,s 波超伝導の基礎から非s 波超伝導を含む最近の研究までを連続的に学ぶことができる教科書が必要であると痛感し,そのような教科書を目指して,超伝導の考え方と超伝導研究のおおよその全体像が掴めるように平易に書き著したのが本書である.昔の教科書にも書かれていたs 波超伝導の基本的知識の上に新しく得られた非s 波超伝導の知識を加え,超伝導の実験的研究を始めようとする学生や研究者に知っていてほしい最低限の知識をまとめた.そして,超伝導に関する様々な物理的概念のみならず,強相関電子系の理論に登場してきた物理的概念も直観的に理解できるように努めた.そのため,詳細や例外を省略したところもあるが,まずは超伝導の考え方(本文のストーリー)を理解してほしいと考えたからである.

【目 次】
第1章 超伝導とは

第2章 超伝導の基本的性質
2.1 超伝導の発見:完全導電性
2.2 磁場の効果
2.3 磁束の量子化

第3章 超伝導のその他の性質
3.1 比熱
3.2 トンネル効果
3.3 ジョセフソン効果
3.4 熱伝導:2流体モデル
3.5 熱電能
3.6 電磁波吸収
3.7 超音波吸収
3.8 核磁気共鳴
3.9 同位体効果
3.10 永久電流の安定性

第4章 超伝導の現象論
4.1 ロンドンの現象論:磁場侵入長
4.2 ピパードの現象論:コヒーレンス長
4.3 第1種超伝導体と第2種超伝導体
4.4 ギンツブルク-ランダウの現象論(GL理論)
4.5 第2種超伝導体の混合状態

第5章 超伝導の微視的理論
5.1 電子対形成
5.2 フォノンを媒介とする電子対形成による超伝導(BCS理論)
5.3 強結合超伝導
5.4 異方的電子対
5.5 スピンのゆらぎを媒介とする電子対形成
5.6 軌道のゆらぎを媒介とする電子対形成

第6章 各種超伝導物質
6.1 元素単体の超伝導体
6.2 合金超伝導体
6.3 2元化合物超伝導体
6.4 層状超伝導体(2次元超伝導体)
6.5 鎖状超伝導体(1次元超伝導体)
6.6 有機超伝導体
6.7 磁性超伝導体
6.8 重い電子系超伝導体:空間反転対称性のない化合物
6.9 酸化物超伝導体
6.10 銅酸化物超伝導体
6.11 フラーレン・インターカレーション化合物超伝導体
6.12 鉄系超伝導体
6.13 BiS2系超伝導体
6.14 水素化物超伝導体

第7章 室温超伝導への道

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