複眼のホーソーン

複眼のホーソーン

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出版社
小鳥遊書房
著者名
入子文子
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2022年3月
判型
A5
ISBN
9784909812858

図像/言葉、語り手の逆説、米国/英国、二つのイングランド……。
ヨーロッパの精神史に通暁した著者が活写する
ホーソーンの複眼的想像力!
日本を代表するホーソーン研究者・入子文子遺稿集

【目次】
Centenary 版書〓情報
第一部〓  〈処女作〉のめがね――『ブライズデイル・ロマンス』の〓眼的想像力
第一章  夢と崩壊の逆説〓〓――『ブライズデイル・ロマンス』論
第二章  語り手カヴァデイルの語りをめぐって
第二部〓  図像と言葉――ジャンルを貫く想像力
第三章  “Tombstone” を特定する――『緋文字』覚え書き
第四章  高貴なる針仕事――ヘスター・プリンの系譜
第五章  小さな赤い手――〈あざ〉の図像学
第六章  ホーソーンの〈みた〉二つのイングランド―― 蔦(アイヴィー)をめぐる瞑想
第三部〓 追憶のなかの戦争――大西洋を貫く想像力
第七章  「ある鐘の伝記」を読む――ホーソーンにおける歴史と詩学の交錯
第八章  ホーソーンの〈ジョージ・ワシントン〉――歴史と詩的想像力の交錯
第九章  ホーソーンと追憶のなかのウルフ――『英国ノート』を通して
解説「幸いなひと」橋本安央
あとがき 中村善雄

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