長溥の悔恨

長溥の悔恨

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出版社
花乱社
著者名
池松美澄
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2021年12月
判型
四六判
ISBN
9784910038452

日本の「開国」は、あれでよかったのか。

昨夜まで攘夷、天誅を叫び、会津を始めとする忠義の臣民を非道に殺戮しながら、夜が明けるや卑しいまでの西洋崇拝。薩長中心の専制を冷ややかに見ながら、藩主黒田長溥は悔いる。あの乙丑の年の大粛清は一体、何だったのか。月形洗蔵、加藤司書らが在れば、新しき政治の中枢に加わり真っ当な国の礎となったのではないか──。

悲憤の歴史小説。

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