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本書は、知の巨人・柳田国男(1875-1962)を、明治国家官僚としての側面と農村各地を視察して民俗学の基礎を築いた側面に光をあて、彼が描いた真の近代化への道筋を探求した好著。近代化の再編が始まった明治四十年代、柳田は「地方」復興の糸口をどこに求めたのか。若き日に体得した身体的感受性でとらえた前近代の世界(民俗)を再評価し、それを基盤にして地方へ「産業組合」普及のための旅を重ねる。民俗学を基礎に、近代的な農政学を駆使して復興の方法を模索した、多様性に富んだユニークな生涯をたどる。
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