受けつごう!伝統音楽の今後
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伝統音楽とは、その国の歴史や文化、風土のなかではぐくまれてきた音楽のことです。日本の伝統音楽は、いちばん古いもので、1300年も前から受けつがれているといいます。そんなに長いあいだ、失われることなく伝えられてきたというのは、世界でもめずらしいといわれています。また、日本の伝統音楽のなかには、能や歌舞伎といった、演劇的な舞台の伴奏音楽として、大きく発展したものもあります。それらは日本を代表する伝統芸能として、世界から注目されています。
この「知りたい! 日本の伝統音楽」シリーズは、日本の伝統音楽をさまざまな面から取りあげていきます。
この本を読んで、みなさんが日本の伝統音楽を身近なものとし、伝統音楽について興味をもち、どんどん調べていってくれることを願っています。
現代の日本では、いながらにして世界じゅうの音楽をきくことができるようになりました。日本の伝統音楽も、海外とのさまざまな交流のなかで独自の音楽がかたちづくられ、受けつがれてきました。第3巻では明治時代以降、西洋音楽到来のなかで、古典をたいせつにしながら独自の試みをおこなう伝統音楽の伝承者たちに注目。その活動を紹介します。
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