台湾有事と日本の安全保障

ワニブックスPLUS新書

台湾有事と日本の安全保障

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出版社
ワニ・プラス
著者名
渡部悦和 , 尾上定正 , 小野田治 , 矢野一樹
価格
1,100円(本体1,000円+税)
発行年月
2020年3月
判型
B40
ISBN
9784847061639

米中の覇権争いが過熱し、韓国が中国陣営に飲み込まれそうな現在、台湾は日本にとって安全保障上の最重要地域である。日本の安全保障の枠組みは「日米韓」から「日米台」にシフトしつつあるのだ。中国共産党にとって「核心的利益」である台湾は、日本の安全保障上でも「核心的利益」なのだ。自衛隊の元陸将、元空将、元海将たちが中国の野望と台湾情勢、台湾防衛、さらには日本のとるべき道について緊急分析し解説する。

第一章 米中覇権争いと中国の安全保障戦略
米中貿易戦争と米中覇権争い/米中覇権争いに関する米国の見方/世界一の覇権国を目指す中国/中国の安全保障戦略
第二章 米国の安全保障戦略
国家安全保障戦略/国家防衛戦略/エア・シー・バトル構想/ランド研究所の「地対艦ミサイルによるチョークポイント防衛」/インド太平洋戦略/CSBAの新戦略「海洋プレッシャー戦略」
第三章 劇的に変化する朝鮮半島情勢
第四章 重要性を増す台湾
台湾の独立を巡る台湾と中国の攻防/米国にとっての台湾/日本にとっての台湾
第五章 シミュレーション:第四次台湾海峡危機
第三次台湾海峡危機の経緯と分析/米国の軍事介入を左右する条件/シミュレーション:第四次台湾海峡危機/シミュレーションの解説
第六章 日本の安全保障を考える
インド太平洋戦略/日本の戦略から欠落した台湾/台湾有事と日本の法制度上の問題/日本の国家安全保障戦略など戦略文書の問題点/日本の安全保障のあるべき姿

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