隼人から見た現代模様

隼人から見た現代模様

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出版社
国分進行堂
著者名
中村明蔵
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2019年2月
判型
四六判
ISBN
9784990819804

古代の大隅・薩摩の住民である隼人が、中央政府に抗った戦いを、日本通史では「隼人の反乱」と呼んでいる。しかし、筆者はこの表現に同意できず、異見を唱えてきた。
 それは、歴史の実相を隼人の側から見れば、反乱などではなく、「隼人の抗戦」であったからである。中央政府の圧政に対して、やむを得ず抵抗したのであった。当時の隼人は、その居住域によって大隅隼人と阿多隼人に区分され、農業ばかりでなく、漁業・狩猟、さらには南島との交易など、多様な生業に従事、生活していた。
 ところが、中央政権は隼人に米づくりだけを強制し、米に価値観を集中させ、隼人の地域に適応した生業を否定する政策を強制したのであった。隼人の居住地域は火山噴出土壌が大半で、水田稲作には不適地であった。(本文第二部五章より抜粋)

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