ルーフトップ・コンサートのビートルズ

ルーフトップ・コンサートのビートルズ

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出版社
DU BOOKS
著者名
トニー・バレル , 葛葉哲哉
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2019年1月
判型
A5
ISBN
9784866470894

50周年を迎える“ルーフトップ・コンサート”だけに焦点をあてた初の書籍!



1969年1月30日に行われたゲリラライブかつ、

ビートルズのラストライブとして知られる“ルーフトップ・コンサート”の舞台裏。

『ゲット・バック』セッションのクライマックスに行われた

歴史的イベントまでのメンバーたちの様子と、渦中にいた人々の証言によるドキュメンタリー。



ビートルズの再生とバンド内の人間関係を描きながら、

なぜルーフトップ・コンサートが行われたのか、

なぜあのような形になったのかを解き明かす。



痛々しい沈黙。その時突然、バンドリーダーとしてのジョン・レノンが蘇った。

「クソったれ、やってやろうじゃねぇか!」と叫んだジョンに度肝を抜かれ、

ジョージもリンゴも口をつぐんだ。

数分のうちに4人は一列になって螺旋階段を上がり、

観衆の前で演奏する最後のコンサートに臨んだ。 ――本文より――





1969年1月の寒さ厳しいある日の昼どき、

ロンドン、サヴィル・ロウ界隈にエレクトリック・ギターの音が鳴り響いた。

通りや建物に人々が集まり、何が起こったか確かめようと、

屋根やポストによじのぼる者もいた。彼らは昼食を忘れて音楽に聴き入った。



最後のライブから2年半余り。

ビートルズは新曲「ゲット・バック」、「ドント・レット・ミー・ダウン」など

数曲を屋上から響き渡らせ、仕立て職人たちの上品な耳をざわつかせた。

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