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■電気伝導性をも含めた固体の性質を理解するためには、量子力学に基礎を置いた固体物性論の知識が必要となる。その根幹は、電子には粒子性だけでなく、波の性質があるという事実である。
■さらに、電子はフェルミ粒子であり、ひとつのエネルギー準位に1個の電子しか入れないという性質を有する。このため、絶対零度でも温度に換算すれば70000Kを超える高いエネルギーを持った電子が存在する。
■そして、エネルギー空間においてではあるが、格子との相互作用によって、エネルギーギャップが生じる。このギャップの存在こそが、良導体や絶縁体、半導体の電気的性質を決めている要因である。
■本書では、電子が波であるという量子力学の考えを基礎として、固体内の電子の挙動を明らかにしている。(本書「はじめに」より)
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