市場・国家・資本主義

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市場・国家・資本主義

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出版社
批評社
著者名
竹田茂夫
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2018年1月
判型
B6
ISBN
9784826506748

神の見えざる手は、いずこへ――東京新聞「本音のコラム」から精選した、制御できない市場原理と資本主義への警告の書。
1%の富裕層のために99%の人たちは市場経済の下で奴隷労働に近い強圧的な労働を強いられるのか? 発展途上国から経済大国に急激な変貌を遂げた中国を例にとれば、市場経済化はかくも短期間のうちにグローバルな貧困問題を解決できるのか? 原発による環境汚染や地球温暖化は効率優先の市場経済に必然的に伴うのか? 市場経済は教育格差から所得格差へ、正規・非正規の処遇格差という生存権の格差を生み出すのか? 臓器移植と臓器売買を医学の対象とすべきない理由はあるのか? 代理出産の母親に対する報酬は所得なのか? 
現代経済学はこのような問いに答えるべき学問かもしれないが、実際は市場の説明できない事象を「市場の失敗」と名付けて市場・国家・資本主義のイメージを具象化できないだけなのだ。
東京新聞特報面に連載中の「本音のコラム」から精選した、爛熟から衰退へ向かう資本主義への警告。

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