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カオス、神々や仏の源流……インド・ヒンズー教の世界へ!
Ⅰの「インド陽気な陰の旅」はインドの土を踏んだ記憶だが、深奥なインドへの旅の始まりにすぎなかった。旅する前は、恋の初めのように憧れと期待と怖れと不安が渦巻いていた。インドという恋人はそれほど魅力的だった。ところが、インドで閉尿になり、旅はものの二週間で中断、それ以来、失望、絶望、煩悶が鬱積し、ただただやるせなく、それをどうにかしようと思い立って、誌上の旅に出た。
この旅こそ深奥なインドへの時間と空間を越えた旅の始まりだった。Ⅳ「インド陰陽、色の旅/日本の中のインド」とⅤ「インド・日本、語源の旅」がそれである。
時間制限のない旅先で拾い集めたのは、もう宝石としかいいようのないインドの原石で、日本人が長い時間をかけて磨くにつれて、民族性にまで昇華させた神や仏であった。その神や仏の源流はインドのヒンズー教にあり、ヒンズー教が語源通り、神も仏も魔族も河の流れのような輪廻転生の思想の中へ溶け込ませていった。ⅣとⅤは日本という宝石箱の中でチカチカと輝いているインド宝石のかけらみたいなものだ。
そこで始まった、Ⅲの「インド陰気な陽の旅」。実際にインドの土を踏んだ第二回目の記憶。が、これとて、終りは次の旅の始まりとなる。(「あとがき」より)
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